乾杯酒のお酒は泡酒?

蔵元がこっそり教える!明日から使える簡単マメ知識。

結婚式やお祝い事で乾杯をするときに飲むお酒はやはり「シャンパン」が多いのではないでしょうか。
シャンパンは見た目も味も華やかでお祝いの席にぴったりですよね。
しかし、なぜ乾杯酒にシャンパンが使われるようになったのでしょうか。
今回は乾杯とシャンパンに込められた素敵な由来をご紹介したいと思います。

目次
1. 乾杯にグラスを合わせるのはなぜ?
2. 結婚式で使うシャンパンの意味
3. AWA SAKE

1.乾杯にグラスを合わせるのはなぜ?

そもそも、乾杯をするのは「魔除け」の効果があるからと言われています。ヨーロッパでは悪魔はグラスを重ねるときの「チーン」という音が嫌いだと伝えられています。悪魔を苦手な音で追い払い、皆で幸せな門出を祝おうという意味が現在にも定着したのです。
またある説によると、お互いのグラスを重ね合わせることで酒に毒が入っていないことを証明しているとも言われています。
日本に乾杯の文化が持ち込まれたのは1854年です。イギリスと日本が初めて条約を結んだ際にイギリス式の乾杯が行われたと言われています。その後開国により、国民にも広がっていきました。

2.結婚式で使うシャンパンの意味

結婚式の乾杯酒にはシャンパンを使うことが多いです。シャンパンがよく使われる理由は「音と泡」にあります。シャンパンはグラスに注ぐとパチパチという音がしますよね。シャンパンの音は「天使の拍手」と言われています。グラスに注ぐ小さなシャンパンの音が響き渡り、まるで天使が祝福してくれているみたいに聞こえる。素敵ですね。
また、シャンパンは音だけでなく泡にも素敵な意味が込められています。シャンパンは注がれると下から上へと泡が立ち上ります。止まることなく続いていく泡の様子は「永遠に幸せが続く」ことと同じだと伝えられています。さらに、シャンパン の発祥地であるフランスのシャンパーニュ地方ではシャンパンの泡を星に見立てて、「星を飲む」という表現をしているのだそう。このようにシャンパンは結婚式をロマンチックに演出する素敵な飲み物なのです。

お酒が苦手な方もこの意味を知れば、シャンパンが結婚式で選ばれる理由がお分かりいただけるかと思います。

3.AWA SAKE

日本酒にも厳選された米と米こうじ、水だけを使い、二次発酵 による自然な発泡を有し、しかも透明な酒「AWA SAKE」というものがあります。
シャンパンと同じ製法で醸されたスパークリング日本酒です。

「開華 AWA SAKE」は、
フレッシュな柑橘系の爽やかな香り立ちと、クリーミーで繊細な泡立ちが、エレガントに調和した地酒です。スパークリングワインのような爽やかな酸味があり、後味スッキリ、料理にあう最高の乾杯酒です。
「ミラノ酒チャレンジ2022」では、トマトとモッツアレラのカプレーゼに合う酒という評価をいただきました。
2023 G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合の政府主催レセプションで乾杯酒に使われました。

乾杯酒はシャンパン の他にも種類があります。ここでは代表的なものをご紹介します。

◆日本酒
日本酒は和婚によく選ばれる乾杯酒です。酒樽を新郎新婦で鏡割りをしてお酒をふるまいます。
日本酒には「邪気払い」の意味が込められています。その由来は出雲神話の「ヤマタノオロチ退治」から来ています。また、お酒に酔うことで神様に近づくことができるとも伝えられています。日本酒を飲み交わすことで新郎新婦やその家族の栄光と繁栄を祈ることができるのです。
人前式には欠かせない儀式の一つである「三々九度」にも日本酒が使われていますよ。三々九度の儀式とは、同じ盃に注がれたお酒を夫婦で飲み交わす儀式です。夫婦の契りを交わすという意味があります。また、新郎と新婦が繰り返し盃を重ねることで、縁を結ぶという意味も込められているのだとか。日本古来の伝統が引き継がれていますね。

◆ビール
実は結婚式とビールには深い関係があります。「花嫁」の意味を持つ「ブライダル」という言葉はビールから来ています。中世のヨーロッパではエールビールの醸造が盛んであり、一般家庭でもつくられるほどでした。結婚式の際も新婦の友人が新婦のためにエールビールをつくる風習がありました。そのビールはブライドエールと呼ばれ、のちにブライダルという言葉に派生したのだと言われています。
結婚式にはシャンパンが主流ですが、エールビールで乾杯するのもおしゃれです。

今回紹介した商品以外にも季節限定商品などございますので是非ご覧ください。

「あらばしり」って何?

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日本酒って色々種類があって、何から飲んだらよいかわからない! これを読むだけでお酒の美味しさ3倍増し!?になるお得情報を お教えします。

目次
1.「あらばしり」とは?

1.「あらばしり」とは?

「あらばしり」って皆さん聞いたことありますか?
聞いたことはあるけれど、内容はよく分からないという方多いのではないでしょうか?
「あらばしり」とは、日本酒を搾ったときに一番初めに出てくるお酒のことです。

お酒を搾る、
まさに日本酒が出来上がるクライマックスの工程を「上槽」と言います。
お酒になる前の、白濁した発酵中の液体「もろみ」を袋に詰めて搾る(=濾す)手法が一般的です。搾られ出てくるお酒には順序と特徴があり、それぞれ名前がつけられています。

・一番最初に出てくる部分・・・あらばしり
・中間に出る部分・・・中取り
・最後に出てくる部分・・・せめ
といいます。

「あらばしり」は、
圧力をかけずにもろみの重さだけで自然にでてくる部分なので、華やかな香りとフレッシュな感が強く感じられます。一番初めに出てくる部分なので少し荒々しい味わいが特徴的です。新酒らしさを味わうには、一番適した部分と言えますね。
また、しぼりたて新酒という意味合いで「あらばしり」とラベルに表記する蔵元もあります。

では、他の部分はどんな味わいでしょうか?

「中取り」
「あらばしり」が出おわると、透明なお酒が出始めます。この透明な部分を「中取り」といい、香り、味わい、余韻までバランスに優れ、もっとも重要な部分です。鑑評会出品酒では、この部分だけを取り出し出品する蔵元もあります。

「せめ」
「中取り」が出おわると、今度は圧力をかけてお酒を絞り出します。この圧力をかけて搾ることを「せめ」といい、そうして出てくるお酒も「せめ」と呼ばれます。雑味の多い部分です。

一般的には、これら「あらばしり」「中取り」「責め」を全て混ぜて瓶詰めします。それぞれの部分を単独で瓶詰めすることは、非常に贅沢で特別なお酒になります。

「開華 あらばしり」これが商品名ですが、注文の時に「あらしぼり」と言われる方がいます。確かにお酒屋さんのPOPに「あらしぼり入荷」という表記を見たことがあります。実際言葉にすると、私的には言いにくいような気がするのですが・・・商品名になれているから??

今期の「開華 あらばしり」は終了となりましたが、新酒の一番バッターで、人気商品です!
次回 2026年12月発売の「開華 あらばしり」は是非飲んでみてください!!

日本酒の「原酒」と「生酒」の違いって何?

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1. 「原酒」と「生酒」の違いとは?

1. 「原酒」と「生酒」の違いとは?

「原酒」とは、 搾って出てきた、水を加えていないお酒です

搾った直後のお酒は、アルコール度数が20度くらいあります。
これに水を加え度数調整することを「加水調整」と言い、飲みやすいアルコール度数である15度前後に調整するための作業で、一般的にほとんどの日本酒がこの作業をしています。
原酒は、搾ったそのままのお酒の風味をお楽しみいただけます。

毎月、第2・4週の土日に『量り売り』を売店で開催しています。
開催期に旬の原酒(一回火入れ)を量り売り酒としています。是非ご来店ください。
また、『頒布会』では量り売り酒と季節の旬酒を合わせてお届けいたします。

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「生酒」は、搾ったお酒を加熱処理していないお酒です

生酒とは醪(もろみ)を搾った後に一切の加熱処理しないお酒です。
加熱処理のことを日本酒業界では「火入れ(ひいれ)」と呼びます。 加水調整、醸造アルコールを添加しても、この火入れさえしなければ「生酒」となります。
生酒は文字通り「生」のお酒ですので、酵母が活動を止めていないため、 味わいや品質が徐々に変化する可能性があり、温度による劣化を招きやすく、「要冷蔵」商品となります。
似たような商品で「生貯蔵酒」「生詰酒」などがありますが、 こちらは最低1回の火入れ(加熱処理)を行っているので、生酒ではありません。

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「無ろ過」とは、文字通り“ろ過を行わずに造られたお酒”を指します。

一般的な日本酒では、もろみをしぼった後、澱(おり)や濁りのないクリアな状態にするためにフィルターにかけられます。これを「ろ過」と言います。
しかし無ろ過の場合、もろみをしぼった後のろ過作業を行いません。 ろ過していないお酒は濁りがあり、 お米由来の旨味と甘みを存分に味わえるパンチのあるテイストです。

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「原酒」「生酒」「無ろ過」何となく分かっていただけましたでしょうか?
それぞれ全く別の工程を指す言葉なのです。
間違えやすいこの3ワード整理しますと、

「原酒」は加水調整しないもの
「生酒」は加熱処理しないもの
「無濾過」はろ過処理しないもの
さらにこの3点どちらもしないものを 生酒+原酒+無濾過=無濾過 生原酒(むろかなまげんしゅ)と呼びます。

暑い夏が過ぎて、米の収穫が終わるといよいよ酒造りが始まります。
是非、この3キーワードをしっかり理解して、新酒をお楽しみくださいませ。

純米大吟醸酒と大吟醸酒の違いは?

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純米大吟醸酒と大吟醸酒。同じ大吟醸なのにどうちがうの?

目次
1. 味の違いは?
2. 精米歩合とは?

1.味の違いは?

特定名称酒は、大きく「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3種に分けられます。
純米酒は米、米麹、水だけで造られた日本酒です。対して、吟醸酒と本醸造酒は、「醸造アルコール」を添加しています。そんな特定名称酒の中でも、純米大吟醸酒・大吟醸酒は、50%以下の精米歩合の米を使い、吟醸造りという製法で造られる日本酒のことを指します。

吟醸造りとは、「吟味して醸造することをいい、伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有な芳香(吟香)を有するように醸造すること」と定義されています。吟醸造りの名の通り「吟味して醸造する」ことをいい、よりよく精米したお米を、低温でじっくりと長期間発酵させる伝統的な醸造方法を指します。

純米大吟醸酒と大吟醸酒は、精米歩合50%以下という条件は同じですが、醸造アルコールを含むか含まないかの違いです。

純米大吟醸酒は、醸造アルコールが添加されていない、純粋にお米だけを原料にした日本酒です。米だけで造っているからこそ、米本来の旨味、ふくよかなお米の香りが楽しめます。炊きたてのご飯を想像してみてください。おいしいお米は、甘みや旨味が凝縮されているのを感じられると思います。純米酒は、この炊きたてのご飯と同じように、米のおいしさを引き出している日本酒なのです。

一方、醸造アルコールを加えた大吟醸酒は、すっきりとした飲み口のものが多く、味のバランスが良いので飲みやすいのが特徴です。口当たりがよいため、ついつい飲みすぎた・・という経験はございませんか?

2. 精米歩合とは?

米の玄米を削って糠(ぬか)を取り、白いお米にすることを「精米」といいます。私たちが普段食している米の精米歩合は90%ほど。つまり、米の表層を1割ほど磨いていることになります。
日本酒造りにおいては、さらに米の表層を磨きます。米の表層部分には、たんぱく質や脂質、でんぷんなどの栄養素が含まれています。これらの栄養素が多すぎると日本酒の雑味の原因となる上、香り成分を抑制することにつながるので、食用米よりも多く磨く必要があるのです。

日本酒造りに使用する酒米(酒造好適米)は食用米に比べて粒が大きいのが特徴です。

   酒米(酒造好適米):25~30g > 食用米:24g以下

米の中心に「心白(しんぱく)」があり、お米を磨いても砕けにくく、お酒の醪(もろみ)にもよく溶けるという性質があります。また、たんぱく質や脂肪の量少ないのも特徴です。 栄養分が少なくなるため、食用米(飯米)としては適さない、蒸したてを食べてもボソボソとして美味しく無かったのを覚えています。最近は、三重県などで山田錦を「食べる酒米」として販売しています。

● 精米歩合は数値が小さいほど「高精白」で高級酒になる

精米歩合は日本酒の個性ともいえます。精米歩合が低い場合、米の旨味やコクが残る、どっしりとしたお酒が出来上がります。 精米歩合が高くなるほど、味わいは淡麗で、スッキリとします。また、磨き上げることによって際立つのが、華やかな香りです。精米歩合の高い米を使用することで、吟醸酒の特徴であるフルーティな香りや花のような優美な「吟醸香」を生み出しているのです。
精米歩合38%の大吟醸酒であれば、米を6割以上も磨き上げます。一粒一粒を磨き上げるには時間と手間がかかるため、大吟醸酒は高級酒に分類されているのです。

「にごり酒」とは?

栃木の地酒蔵元がこっそり教える!明日から使える簡単マメ知識。

日本酒って色々種類があって、何から飲んだらよいかわからない! これを読むだけでお酒の美味しさ3倍増し!?になるお得情報を お教えします。

目次
1.にごり酒とは
2.にごり酒の種類
3.にごり酒ならではの楽しみ方

1.「にごり酒」とは?

にごり酒とは「白濁した日本酒」のことを指します。
白く濁った見た目ととろりとした濃厚な味わいが特徴の日本酒で、日本酒通の間でも好まれています。では、その白濁はどこから生まれるものなのでしょうか。 その理由は、一般的な日本酒との造り方の違いにあります。
日本酒の醸造工程には、原料となる米・米麹・水をアルコール発酵させた「もろみ」に圧力をかけて搾り、酒粕と原酒に分ける「上槽(じょうそう)」という作業があります。通常は目の細かい酒袋を使用しますが、にごり酒は、目の粗い酒袋でこすのが一般的な方法です。そうすることで、もろみに含まれる滓(おり)という固体が残り、白濁した液体になります。

酒税法では、上槽によってもろみをこした液体を「清酒」としています。そのため一般的な日本酒と大きく見た目の異なるにごり酒も、「清酒」のカテゴリーに含まれます。清酒同様、にごり酒のアルコール度数は22度未満と定められています。

●どぶろくや甘酒との違い

一見すると、にごり酒、どぶろく、甘酒の3種類は見分けるのが難しいほど外観が似ています。ですが、その醸造方法やアルコール度数などには違いがあります。

・どぶろく
どぶろくはもろみを液体と固体に分ける「上槽」を行わないお酒です。もろみをこしていないため、酒税法上では清酒ではなく、「その他醸造酒」に分類されます。
その起源は古く、既に飛鳥・奈良時代には豊作祈願などの場で、神様への供物としてなくてはならない神聖な物だったそうです。米ともろみが混ざり合った酒を意味する「濁醪(だくろう)」という言葉がどぶろくの語源ともいわれています。
1899年に自家用酒の醸造が禁止されるまで、どぶろくは一般家庭でも造られていました。現在では、伝統的な神事にどぶろくを用いる神社に限定してどぶろくの醸造が許可されています。「特定の場所でのみの飲用」という条件付きで、地域の特産品としてどぶろくを醸造している場合もあります。

・甘酒
甘酒には酒粕を原料とした「酒粕甘酒」と、米麹を原料とした「米麹甘酒」の2種類があります。
どちらも「清涼飲料水」に分類されますが、アルコールを含む酒粕を加熱して味を調整した酒粕甘酒には1%未満のアルコールが含まれていることが多いです。米麹自体にはアルコールがないため、米麹甘酒はノンアルコールです。

2.にごり酒の種類

にごり酒は米本来の旨味や、芳醇な香りを存分に味わうことのできるお酒です。とろみのある液体から想像できるように、濃厚な味わいとどっしりとした飲み口が特徴です。ただし、にごり酒にも多くの種類があり、その味わいもさまざまです。
濃厚なタイプ以外にも、すっきりした飲み口のタイプや、甘口、辛口などがあります。
また、にごり酒はにごり方によって以下の4つの種類に分けられ、それぞれの味わいも異なります。

・おり酒
別名「おりがらみ」とも呼ばれるおり酒は、滓が多く酸味が強いのが特徴です。
とろみがあり、お米の旨味を感じることができます。個性が強いので、ロックや割って飲みたいときにもおすすめです。

・ささにごり
ささ(細)にごりという名の通り、にごりが少なく、比較的すっきりした味わいです。クセが少ないため、にごり酒が初めての人にもおすすめです。

・うすにごり
ささにごりよりも液体は透明に近く、さらりとしています。口当たりがやわらかいので、にごり酒のとろみや濃厚な味わいが苦手な人でも飲みやすいでしょう。

・活性にごり
火入れをせずに粗めにこして瓶詰めしたにごり酒です。熱処理をしていないため、まだ弱い発酵が進んでおり、シュワッとした刺激を味わえます。

弊社の「活性にごり酒」はこちらになります。 上記に記述の通り微小な発酵をしております。吞むときには十分に冷やし、瓶を振らないようにしてゆっくりと開栓してください。「盥(たらい)を用意して一升瓶をゆっくり開けたけど、勢いよく噴き出して瓶の中身が半分になってしまった。」という話もありました。

にごり酒は見た目の濃厚さから、アルコール度数が高く思えるかもしれませんが、実際に販売されているにごり酒の平均的なアルコール度数は15度前後。一般的な日本酒の平均アルコール度数と変わりません。購入の際はラベルの表示を確認して、好みのものを選びましょう。にごり酒を初めて飲む場合は、アルコール度数が低めのものから試してみてください。
初めての方には「桃色にごり酒」がおススメです。

3.にごり酒ならではの楽しみ方

先ほど紹介したどのタイプのにごり酒も、冷酒やロックで飲むのがおすすめです。
あわせて、にごり酒を飲む際にぜひ試していただきたいのが、2種類の飲み方による味の違いです。

➀上澄みと滓を混ぜてから飲む
瓶をゆっくり振ってからグラスに注ぎ、かき混ぜて飲むと、滓が均一になり、とろりとしたまろやかな口当たりになります。にごり酒らしい味わいを堪能したいときは、ぜひかき混ぜて飲みましょう。

②上澄みと滓を別々に飲む
にごり酒を注いでしばらく時間を置くと、滓が沈殿します。かき混ぜずに、まずは上澄みのすっきりした味わいを楽しみましょう。飲み進めるにつれて、滓のとろりとした口当たりも加わり、味の違いを楽しめます。

アレンジして+αの楽しみ方をする
にごり酒の個性を引き立てるアレンジのポイントは「爽快感」。
炭酸水や果実、ヨーグルトなどと組み合わせることで新たな味わいが生まれ、にごり酒が苦手な人でも飲みやすくなります。いくつかアレンジを紹介しますので、参考にしてください。

・レモンやライムを添える
レモンやライムを添え、ロックでにごり酒を飲むのもおすすめです。ぜひ、夏にお試しください。

・梅酒と組み合わせる
とても簡単なアレンジながら、梅の風味が加わることでとても爽やかな味わいに。にごり酒と梅酒の割合はお好みでどうぞ。

・カクテルで楽しむ
炭酸水で割るだけの「にごり酒ソーダ」や、果汁100%のオレンジジュースで割ったカクテルなど、意外なドリンクと組み合わせることでにごり酒の楽しみ方が広がります。にごり酒が苦手な方は、よく冷やした牛乳やドリンクタイプのヨーグルトで割ると飲みやすくなります。

燗酒の楽しみかた

蔵元がこっそり教える!明日から使える簡単マメ知識。

目次
1. 温めて楽しむ日本酒の味わい
2. 日本酒は温度によって香りや味わいが変わる?
3. からだに優しいお燗酒
4. お燗番って知っていますか?

1.温めて楽しむ日本酒の味わい

日本酒は、冷たいものから温かいものまで幅広い温度で味わえるのが魅力の一つ。
冬の寒い日など身体を温めたい時に、燗はぴったりの飲み方です。美味しい燗をつけるには、湯煎(ゆせん)がおすすめ。湯煎にすると徳利の中の酒が全体的にゆっくりと温められるため、味を損なうことなく旨味が引き出されます。陶器や磁器の徳利で酒を温め、やや広口の酒盃で飲むと、いっそうおいしく感じられます。 酒を温めることで、常温では感じにくかった甘味や旨味が引き出され、味わいを感じやすくなります。「甘さ」は人間の体温の35度ほどで最もよく感じられます。旨味のもとになる「アミノ酸」は温度が高くなるほどよく感じられます。 お燗酒の楽しみは、寒いシーズンに温かい飲み物を、というのはもちろん、温めることで変化するお酒そのものの味わいを楽しむところにもあります。
お燗はまた、食事のシーンを楽しくしてくれます。意外な料理と相性がよかったり、合わせる料理の幅が広がったり。冷めると脂が固まる肉料理や、冷めると苦味が出てくる貝類なども、お燗酒と一緒なら、最後まで美味しく。また、血行もよくなるので食欲が増進し、箸も進みます。

2.日本酒は温度によって香りや味わいが変わる?

同じお酒でも、幅広い温度で楽しめるのは、日本酒の魅力の一つ。ほんのりお燗すると、お酒本来の味がふっくら膨らんで、冷やでは隠れて眠っていた力が大輪の牡丹のように花開くのです。 たとえば、冷やすことで香りは華やかになり、飲み口がキリっとする。そして旨味が軽やかになり、アルコール感が少なく思う場合があります。一方で、温めることによりお米の香りが広がり、飲み口がまろやかに感じます。旨味もふくらみ、甘みが広がっていきます。
このように同じお酒でも、温度によってまったく違う香りや味わいになります。
では、どの温度で飲めばよいのでしょう?

温かい日本酒のことを「熱燗(あつかん)」と呼ぶことが多いですが、温かい日本酒=熱燗ではないのです。「熱燗」とは50℃程度に温められた日本酒のことを言い、他にも40℃が「ぬる燗」、45℃が「上燗(じょうかん)」など温度によって表現が異なります。温かい日本酒全般を指すには「燗酒(かんざけ)」という言葉を使います。また、日本酒を温めることを「お燗」と呼んでいます。
お燗をするなら、40度(ぬる燗)と50度(熱燗)2つの温度帯を試してみてください。
40度にすると甘みが増し、穏やかで丸みを帯びた味わいに変化します。
50度では日本酒の辛さと甘さのバランスが良くなり、シャープな飲み口になります。

日本酒の温度表現は、以下の通りになります。
<熱>
55~60℃ 飛び切り燗(とびきりかん)
50℃   熱燗(あつかん)
45℃   上燗(じょうかん)
<温>
40℃ ぬる燗(ぬるかん)
35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
30℃ 日向燗(ひなたかん)
<常温>
20℃前後 常温・冷や(ひや)
<冷>
15℃ 涼冷え(すずびえ)
10℃ 花冷え(はなびえ)
5℃  雪冷え(ゆきびえ)

また、冷たい日本酒のことを「冷(ひ)や」と呼ぶことがありますが、冷蔵庫のない時代は、燗酒以外はすべて冷やと呼んでいたようです。そのため、冷蔵庫に入れていない常温のものを「冷や」と呼び、冷蔵庫で10℃以下に冷やしたものを「冷酒(れいしゅ)」と呼び分けることもあります。

3.からだに優しいお燗酒

お燗はからだにやさしい飲み方です。冷酒はアルコールの吸収が遅く、途中で急激に酔いがまわります。酔ってない、酔ってない、と油断していると、急激に酔いがまわって驚いたこともあるのでは。
一方、お燗酒はアルコールの吸収が早く、飲んだら飲んだ分だけ酔いがまわります。つまり、酔いの度合いを自分でチェックでき、飲み過ぎ防止の効用もあるということ。だから、からだに負担をかけません。
お燗酒は口当たりも滑らかに、一杯、一杯また一杯と盃をかさねるごとに、柔らかに、ゆるやかに、ゆったりと酔いを身体にめぐらせ、凍えた身も心も優しく溶きほぐしてくれるのです。

4.お燗番って知っていますか?

お茶屋や大きな料亭などには、お酒の燗をつける「お燗番(おかんばん)」という人がいます。
日本酒は、ほんのわずかな温度の違いでも味わいが変わるもの。それぞれのお酒の個性を見極め、料理やシチュエーションに合わせて最適な温度に温め、最もおいしく味わえる状態で提供してくれます。お座敷ではお客様の好みのデータがお燗番さんの頭の中にインプットされていて季節や、提供タイミングなどによって絶妙な調整を加えて出してくれる。まさに職人技といえるでしょう。

また、普通の家庭でも、かつては特別な客をもてなす際にお燗酒を供していたようです。ひと手間加えてお酒を温めるーーお燗酒は、いかにも日本人らしい気配りを感じさせます。
心のこもった抜群のつけ具合のお燗酒を、美味しい料理と、気の合う人と一緒に、ゆったり楽しむ。それだけで、日本に生まれてよかった、と感じる”癒し”のひとときが生まれるのではないでしょうか 。

レンタル樽で簡単!鏡開き

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結婚式や開店など、あらゆる“よろこび”の場面を盛り上げる“鏡開き”。新たな出発を祝う晴れの日の演出にいかがでしょうか。

「鏡開き」とは?

鏡開きといえば、新年1月11日に、お供えしていた鏡餅を下ろして、無病息災を願って食べる行事のことを思いうかべることでしょう。じつは、鏡開きには2つの意味があります。

「鏡開き」は神に供えられた酒を振る舞う神事
日本では、古くから神様に祈願する際には日本酒をお供えし、神事のあとに参列者で酌み交わす習慣がありました。酒樽をお供えした際、酒樽のフタを木槌などで割って開き振る舞いますが、酒樽のフタの丸い形を、円満を意味する「鏡」にたとえ、縁起の悪い「割る」ではなく、末広がりで縁起のよい「開く」と言い表したことが「鏡開き」の由来です。

「鏡開き」でお餅を割るのも神事のひとつ
「鏡開き」という言葉は、酒樽を開ける場合だけでなく、年頭に鏡餅を割って細かくする場合にも用いられます。もともとは武家で始まった行事のため、切腹を連想させる刃物を使わず木槌などで割るようになったのだとか。

酒樽の「鏡開き」も、鏡餅の「鏡開き」も、健康や幸福、勝利などを祈願する神事として、今日まで受け継がれてきた日本文化のひとつです。

「鏡開き」に欠かせない「菰冠(こもかぶり)」の酒樽

「鏡開き」に使われる樽は、杉で造った木樽に、菰(こも)ムシロを巻いたもので、「菰冠(こもかぶり)」と呼びます。もともとは日本酒を輸送する際に、樽を保護する目的でムシロを巻いたのが始まりとされていますが、次第に装飾的な意味合いが強くなり、銘柄や華やかな柄を入れた菰で巻くようになったと言われています。

よろこびの演出「鏡開き」

結婚披露宴や新築祝い、開店祝い、あるいは創立記念のパーティーなど、新たな出発や区切りに際して行われる「鏡開き」。その酒樽の酒をマスに注いでする乾杯は、福をわかちあう素敵なセレモニーです。
その「鏡開き」をレンタル樽でお手軽に演出してみませんか。
届いてすぐに鏡開きの準備ができ、後始末も返却するだけなのでラクラクです。木樽と違い軽い芯材を使用しているので、イベント会場への持ち運びも簡単です。
国産杉材の木樽を使用した本格的な菰樽より迫力は劣りますが、ちょっとした前準備も必要なく「届いて、セットして、鏡開き」シンプルに鏡開きができます。

「鏡開き」には「鏡」を開くことにより「運」を開くという意味があり、縁起が良く、“よろこび”の場面にまさしくぴったりな趣向です。