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【開華が解説】お歳暮で恥をかかない「のし」のマナーと気の利いた送り状・お礼状例文集

皆様、こんにちは。栃木県佐野市にて延宝元年(1673年)より日本酒を醸し続けております栃木県最古の酒蔵「開華(第一酒造)」の広報担当です。

朝夕の風に涼しさが混じり、少しずつ秋の深まりを感じる9月となりました。朝晩と日中の寒暖差が大きくなる季節ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、9月に入ると年末の足音が少しずつ近づき、少し気が早いようにも思えますが、日頃お世話になっている方々へ一年の感謝を伝える「お歳暮」の準備が頭をよぎる時期でもあります。お相手の喜ぶ顔を想像しながら贈り物を選ぶ時間は楽しいものですが、いざ贈る段になると、「のし(熨斗)の種類はこれで合っているかな?」「喪中の時はどうすればいい?」「品物だけ送るのは失礼にあたる?」など、マナーに関する様々な疑問や不安がつきまとうものです。

せっかくの素晴らしい贈り物も、マナーが間違っていれば、お相手に気を遣わせてしまったり、最悪の場合は失礼にあたってしまうこともあります。大人の嗜みとして、日本の美しい贈答文化のルールはしっかりと押さえておきたいですよね。

そこで今回は、佐野の地で長年ご贈答用の日本酒「開華」を手掛けてまいりました当蔵が、お歳暮における「のし」の正しい基本マナー、喪中時の配慮、そして品物の価値をぐっと高める「送り状」と「お礼状」の例文について、詳しく解説いたします。

コラムの最後には、当蔵がご提案する「お歳暮にふさわしい縁起の良いギフトの選び方」もご紹介しております。一年の締めくくりを完璧な形でお届けするための完全ガイドとして、秋が深まるこれからの時期にぜひご活用ください。

1. お歳暮の「のし(熨斗)」基本マナー〜水引の選び方と表書き〜

お歳暮の品物を購入する際、必ず聞かれるのが「のしはお付けしますか?」という言葉です。まずは、この「のし紙」の正しい選び方と書き方(表書き)の基本を押さえましょう。

① 水引(みずひき)は「紅白の蝶結び(花結び)」

のし紙の中央にプリントされている紐のようなものを「水引」と呼びます。お歳暮の場合、水引の色は慶事や一般的なご挨拶に用いる「紅白(赤白)」を選びます。

結び方の種類は「蝶結び(花結び)」を指定してください。蝶結びは、何度でも結び直せることから、「何度あっても嬉しいこと」「今後とも末永くお付き合いをお願いします」という意味が込められており、お歳暮やお中元、一般的なお祝い事に最もふさわしい結び方です。

(※結婚祝いや快気祝いに使う「結び切り」は、「一度きりであってほしい」という意味になるため、お歳暮にはNGです。)

② 表書き(上段)と名入れ(下段)の正しい書き方

  • 上段(表書き): 水引の結び目の上に「御歳暮」と記載します。
  • 下段(名入れ): 水引の結び目の下に、「贈り主(あなた)の氏名」を記載します。お相手の名前ではないので注意しましょう。上段の「御歳暮」の文字よりも、少し小さめの文字で書くのが全体のバランスを美しく見せるコツです。

ビジネスで贈る場合は、会社名と役職名を右側に小さく添え、中央に氏名を書きます。連名で贈る場合は、右から左へ、目上の方(年齢や役職が上の方)から順に名前を並べるのが正しい作法です。

2. 配送?手渡し?シーンで使い分ける「内のし」と「外のし」

のし紙のかけ方には、品物の箱に直接のし紙をかけてから包装紙で包む「内のし」と、包装紙で包んだ上からのし紙をかける「外のし」の2種類があります。これらは、お歳暮をどのように渡すか(配送か、手渡しか)によって使い分けるのが一般的です。

宅配便などで【配送】する場合は「内のし」

現代のお歳暮において最も多いのが、宅配便を利用した配送です。配送の場合は、配送途中でのし紙が破れたり、汚れたりするのを防ぐため、包装紙の内側にのしをかける「内のし」が推奨されています。

また、内のしは包装紙を開けるまで名目が見えないため、「控えめに感謝の気持ちをお伝えする」という奥ゆかしい意味合いもあり、お歳暮というご挨拶に非常に適しています。

持参して【手渡し】する場合は「外のし」

お相手のご自宅や会社へ直接訪問し、手渡しでお歳暮をお渡しする場合は、包装紙の一番外側にのしをかける「外のし」を選びます。

外のしは、品物をお渡しした瞬間に「どのような目的で(御歳暮)、誰から(贈り主)贈られたものか」がお相手に一目で伝わるため、直接のご挨拶の場をスムーズにしてくれます。

当蔵のオンラインショップでご注文いただく際も、配送用には基本的にのしが傷つかない「内のし」をご案内しております。

3. 喪中時の「のし」はどうする?お互いが気をつけたい配慮

お歳暮の時期に、ご自身やお相手が「喪中」である場合、「そもそもお歳暮を贈っても良いのだろうか?」と悩まれる方は非常に多くいらっしゃいます。

結論から申し上げますと、お歳暮はお祝い事ではなく、あくまで「日頃の感謝とお礼」を伝えるご挨拶であるため、ご自身が喪中の場合でも、お相手が喪中の場合でも、お歳暮を贈ること自体は全く問題ありませんし、マナー違反にもなりません。

ただし、通常のお歳暮とは異なり、「のし紙」や「贈る時期」に細やかな配慮が必要です。

喪中時の「のし紙」のルール

通常の紅白の水引や、右上ののしあわび(縁起物)がプリントされたのし紙は、慶事(お祝い事)を連想させるため使用しません。

喪中の方へ贈る場合、またはご自身が喪中の場合は、水引ものしも印刷されていない「白無地の奉書紙(ほうしょがみ)」や「無地の白い短冊」を使用し、そこに「御歳暮」と名入れをして贈るのが正しいマナーです。

忌明け(四十九日)を過ぎてから贈る配慮

喪中であっても贈ることは可能ですが、ご不幸があってから忌明け(四十九日)を迎えるまでは、お相手も悲しみの中にあり、何かと慌ただしい時期です。この期間はお歳暮を控えるのが思いやりです。

もし、忌明けを待つとお歳暮の時期(12月20日頃まで)を過ぎてしまう場合は、年が明け、お正月の松の内(1月7日〜15日頃)が過ぎてから、表書きを「寒中御見舞(かんちゅうおみまい)」に変えて贈るのが最も丁寧な対処法です。

4. 品物の価値を高める「送り状」と、感謝を伝える「お礼状」の例文集

お歳暮の品物だけをポンと送りつけるのは、本来のマナーとしては少し寂しいものです。配送でお歳暮を贈る場合は、品物とは別に「送り状(添え状)」を郵送するか、品物にメッセージカードを同梱して「日頃の感謝」を言葉にして伝えることで、贈り物の価値は何倍にも高まります。

また、お歳暮を受け取った側は、無事に届いたことの報告と感謝を伝える「お礼状」を速やかに出すのが最大の礼儀です。

ここでは、そのまま使える気の利いた例文をご紹介します。

【送り状】ビジネス・上司など目上の方へ(フォーマル)

拝啓

師走の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、本日は日頃の感謝のしるしとして、栃木の地酒「開華」を別便にてお送りいたしました。ご受納いただけますと幸いに存じます。

寒さ厳しき折、皆様の益々のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

略儀ながら、まずは書中をもちましてお歳暮のご挨拶とさせていただきます。

敬具

【送り状】親戚や親しい友人へ(カジュアル)

寒さも本格的になってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

いつも温かいお心遣いをいただき、家族一同、心より感謝しております。

本日、心ばかりの品ではございますが、私どもの地元・栃木で造られた日本酒をお送りいたしました。年末年始のご家族団欒の席で、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。

何かと慌ただしい時期ではございますが、風邪など引かれませんよう、どうぞご自愛ください。来年も素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。

【お礼状】お歳暮を受け取った際のお返事(到着後、3日以内に出すのが鉄則)

拝啓

寒冷の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、この度は大変結構なお歳暮の品をご恵贈いただき、誠にありがとうございました。芳醇な香りの素晴らしい地酒に、家族一同大変喜んでおります。お正月の食卓にて、有難く頂戴する所存です。

いつも細やかなお心遣いをいただき、深く感謝申し上げます。

時節柄、どうぞ皆様お身体を大切になさって、佳き新年をお迎えになられますよう心よりお祈り申し上げます。

略儀ながら、まずは書中をもちまして御礼申し上げます。

敬具

※親しい間柄であれば、お礼はお電話やメールでお伝えしても問題ありませんが、ビジネスシーンや目上の方へは、やはり手書きのお礼状(ハガキや手紙)をお送りするのが、最もスマートで恥をかかない大人の対応です。

5. お歳暮にふさわしい、縁起の良い「開華」のギフトの選び方

正しいマナーや言葉の掛け方を確認したら、次はいよいよ品物選びです。

お歳暮のギフトとして古くから絶対的な人気を誇るのが「日本酒」です。日本酒は古来より神事や神様への供物として用いられてきた歴史があり、「邪気を払い、福を呼び込む神聖な飲み物」とされています。そのため、一年の厄を落とし、新しい年の無病息災を願う年末年始の贈り物として、これ以上ふさわしいものはありません。

中でも、当蔵が醸す「開華(かいか)」は、「花が開く、運が開ける」という非常にめでたく前向きな言葉を冠した、最高に縁起の良いお酒です。

お相手がお手元で箱を開け、「開華」という文字を見た瞬間に、「新しい年の運気が開き、素晴らしい一年になりますように」というあなたの真心のメッセージが、スッと胸に届くはずです。

具体的なアイテム選びに迷った際は、以下のような基準で選んでみてはいかがでしょうか。

  • 【お世話になった上司・恩師・お取引先へ】深い感謝と敬意を伝えるなら、蔵の技術の粋を集めて醸された、華やかな香りと奥深い旨味を持つ「最高峰の大吟醸・純米大吟醸クラス」がおすすめです。美しいボトルや、高級感あふれる専用の化粧箱に入ったギフトは、開けた瞬間の感動をお約束します。お正月の豪華なおせち料理やお刺身とも完璧なマリアージュを奏でます。
  • 【日本酒が好きなお父様・ご親戚へ】日頃から日本酒を嗜む方へは、当蔵の様々な味わいを少しずつ楽しめる「飲み比べセット」が大変喜ばれます。また、寒い冬の夜にホッと身体の芯から温まる「お燗(熱燗)」にして美味しいタイプの純米酒や、冬の時期にしか出荷されないフレッシュな「限定酒(新酒)」なども、季節感があり粋なセレクトです。
  • 【ご家族の皆様で楽しんでいただくために】お酒を召し上がらないご家族がいらっしゃる場合は、お酒のギフトに添えて、蔵元特製のノンアルコールの甘酒(飲む点滴)などを一緒にお送りするのも、細やかな気遣いが感じられる素晴らしいチョイスです。

結びに:マナーの先にある、相手を想う「真心」を佐野からお届けします

お歳暮の時期やのしのマナー、送り状の書き方など、日本の伝統的な贈答文化には様々なルールが存在します。しかし、それらのルールの根底にあるのは「お相手に失礼がないように」「お相手に気持ちよく受け取ってもらえるように」という、思いやりの心そのものです。

形式にとらわれすぎる必要はありませんが、基本のマナーを知っておくことで、あなたの「ありがとう」の気持ちが、より真っ直ぐにお相手の心へ届くようになります。秋から少しずつ準備を進めていただくことで、年末の忙しい時期にも慌てることなく、心のこもった手配ができます。

創業延宝元年より300年余、人々の幸せと運気が開けることを願いながらお酒を醸し続けてきた当蔵「第一酒造」では、今年も皆様の大切な想いをお届けするお手伝いをさせていただきます。

【全国へお届け】開華 公式オンラインショップ・お歳暮特設ページのご案内

遠方にお住まいの方や、お忙しくてご来店が難しい方のために、当蔵では公式オンラインショップをご用意しております。

お歳暮・冬のギフト特設ページでは、年末年始の食卓を華やかに彩る、もらって嬉しい日本酒ギフトを多数取り揃えております。お歳暮用の「のし紙(名入れ可能)」や丁寧な包装ラッピング、お相手先への直接配送など、ご贈答に不可欠なサービスも無料で承っております。

毎年、人気のギフトセットは年末が近づくにつれて品薄となる場合がございますので、ぜひお早めにご覧いただき、ゆとりを持ったご準備をおすすめいたします。

👇【開華 公式オンラインショップ】

[日本酒・地酒の通販サイト|栃木の地酒「開華」第一酒造 公式オンラインショップ]

一年の締めくくりに、お世話になったあの方へ。そして、来るべき新しい年が健やかで素晴らしいものになりますように。

栃木の誇る縁起酒「開華」が、皆様の温かい感謝の気持ちを、芳醇な香りと共にお相手の元へとお届けいたします。

秋から冬へと向かう季節の変わり目、皆様におかれましても、開華の美味しいお酒で身体を温め、どうぞお風邪など召されませぬよう健やかにお過ごしください。

今後とも、開華、第一酒造をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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